Daily Archives: 2023年10月31日

早中祭2日目(その2)

お昼は各委員会や生徒会執行部のイベントが開催されました。
校内のいたる所に掲示されたクイズに解答しながら、商品をゲットしようと夢中になっている生徒が、たくさん見られました。
執行部のイベントでは、生徒会の活動スローガン「大樹」に合わせて、画用紙で用意した色とりどりの葉に、早中祭の感想や本校のよいところを書き込み、一枚の大きな「樹」を創り上げていました。

午後は、いよいよ3年生の演劇「今を生きる」です。
本校で3年間行ってきた演劇による表現活動の集大成としての意気込みが感じられました。
戦争、生と死という重いテーマに挑み、見ている者に考えさせる、訴えかける内容であり、終始舞台に釘付けになりました。体育館全体を使用した演出に加え、プロの演劇鑑賞から学んだ技法も効果的でした。時代や地域考証にも苦労したことがよく分かります。劇の終盤にかけて会場からは目にハンカチを当てる姿や鼻をすする音が聞こえ、多くの人の心を揺さぶった演劇でした。3年生の皆さん感動をありがとうと言いたいです。

 

この2日間、本校に足を運んでいただき、展示や演劇から早中生の姿をご覧いただいた保護者の皆様、地域の皆様、どうもありがとうございました。これからも、本校生徒の健やかな成長を応援いただきますようお願いします。

早中祭2日目(その1)

早中祭2日目。時折雨が激しく降るあいにくの天気でしたが、保護者の方以外にも、多くの地域の方や小学生、卒業生が作品展示や演劇鑑賞に訪れてくださいました。
午前は、2年生の演劇「エルコス」です。
50年後の未来。問題児や落ちこぼれと決めつけられた生徒たちが送り込まれたユートピア学園が舞台の物語です。
設定通り未来の出来事に、音と映像を使い一気に取り込まれました。
問題児や落ちこぼれと決めつけられた生徒の前に、一人一人の個性を認め夢や希望の大切さを語りかけるロボット「エルコス」が現れます。心をもったロボットと生活するうちに、生徒たちにも心の変化が見られるようになります。役者はユーモアを交えながら、その心の変化を上手に表現していました。
「エルコス」が語る「心の中の大切なもの…」。会場がしんと静まりかえった中でエルコスの言葉には、グッと心がつかみ取られるような気持ちになりました。
1年生にとって、2年生の演劇を鑑賞することは、次年度に向けてよい目標ができたのではないでしょうか。