BIOTOPについて
ビオトープはギリシャ語でBIO(生き物)とTOP(場所)という、二つの言葉を合わせたもので「生き物の生活する自然環境」を意味しています。
ビオトープは、生命の場所で、生命の生息空間なのです。
生態系のしくみとビオトープ
自然界は、生き物(動・植物)と、生き物以外の要素(土・水・大気・太陽の光)に分けることができます。そして、生き物と生き物以外の要素全体の中で行われている循環が生態系であり、海や川・池、陸上のどこであっても同じです。
ビオトープは、こうした自然の生態系に欠かせない「生き物の生息空間」なのです。
失われ行くビオトープ
開発が進み、自然が破壊されるにつれて、ビオトープは少なくなります。森林だったところを開発して住宅にしたり、用水路をコンクリートで固めたり、そんな空間では、生き物は生活することができません。
なぜ今、早月中学校にビオトープを作るのか
私たちの学校はエコスクールです。エコスクールとは、①②③のような学校です。
①施設面で環境と共生する校舎として、土地の気候風土、自然環境を生かし、日照、通風、採光を取り入れさらに太陽光、熱の利用を考慮する学校。
②教育面で環境を意識した実践として、構内にビオトープを作り、生物の多様性と保全の環境教育のフィールドとして、自然観察の場となる学校。
③教育面で環境に配慮した学校として、地域の人々との相互交流を通じて環境問題に対する知識や実践活動の拠点となる学校。
また、私たちの周りでは、自然破壊、環境破壊が進んでいます。それに伴い、動物や、昆虫の安心して住める場所も減ってきました。早月の自然でも、昔は見られた野生の動物や、魚なども、最近は、ぜんぜん見られなくなりました。だから、私たちは、学校に早月の自然を再現したビオトープを作ることにしました。
(資料・学研 調べよう学校周辺の自然と環境⑧ 学校に自然を再現しよう より引用)