科学の時間(3年)

福井工業大学工学部原子力技術応用工学科 砂川武義教授の「放射線の授業」を受けました。
放射線は危険なもの、人体に悪影響を与えるイメージでした。
1895年、ドイツのレントゲンが、他の実験をしているとき「物体を突き抜ける光」を発見し、この後、次々と放射線に関する発見が続き、ノーベル賞を受賞しています。
地球誕生から人類は自然界の放射線(自然放射線)を日常的に受けています。見えない放射線が体の細胞を傷つけますが、人間の体には修復する力も備わっていて、一度に大量の放射線を浴びなければ、特別な障害は現れることはありません。放射線はいろいろな種類や性質が違あり、医療の分野などで活躍しています。放射線への誤解や不安は正しい知識と情報をしっかりもつことで変わります。
その後、クラス単位で、霧箱を使用して身の回りに存在する放射線を可視化する実験、「はかるくん」を使って理科室内の放射線量を図る実験を行いました。授業の終わりには、多くの生徒が講師の先生に疑問点を質問していました。
難しいお話を、分かりやすく、楽しく学べました。
早月中学校からノーベル賞受賞者が輩出されるかもしれませんね。

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